平成30年中の自転車関連の事故は約8万8000件で、5年前に比べて減少傾向にあるものの、こけたり自動車等に接触してケガをすることもあれば、重傷や死亡などの重大事故が発生したり、歩行者や自転車にぶつかり相手をケガさせてしまうおそれもあります。特に毎日通学で長距離走るお子さまなどは、その分事故のリスクも高まります。そんな万が一の事故に備えるために、アノサイクルでは「障害保険」と「賠償責任保険」がセットになっている「TSマークの自転車保険」(公益財団法人・日本交通管理技術協会)を取り扱っております。
自転車の車道走行の徹底が図られるなど、最近は自転車の交通事故やマナーの悪さなど大きな社会問題になっています。ここ山口は自動車も多く走る地域で、より自動車との事故には気を付けなくてはいけません。また、相手に大きなケガをさせてしまうケースもあり、民事裁判で5000万円を超える賠償の判決が出た例もあるようです。自転車は体がむき出しのまま走行するものなので、事故が起きると大きなケガになってしまい、治療費や賠償金額が大きくなってしまいがちになるのです。「自分はケガをしない・ケガをさせない」とは思わず、常に事故のリスクを考えておきたいものです。
そのような事故に備えるためにあるのが「TSマーク制度」で、(公)日本交通管理技術協会に認められた自転車安全整備士が、道路交通法に基づく安全な普通自転車であることを確認したときのあかしのマークです。万が一事故が起きた場合、このTSマークが貼ってあれば、「傷害保険」「賠償責任保険」が付いているのでとても安心です。(点検・整備をしてから1年間の保証期間になります。)
「TSマーク」の保険は、自分が事故でケガまたは死亡をしたときに補償される「傷害保険」と、相手(第三者)にケガまたは死亡させたときに補償される「賠償責任保険」の2つがセットになっていますので、自分も相手も安心できるものです。自転車の安全利用と交通事故防止、それにかかる経済的リスクを回避するために、特に毎日自転車に乗る方にはご加入いただくことをオススメします。
※平成26年10月から赤色TSマーク付帯保険の補償内容が変わります。賠償責任補償の限度額が2,000万円から5,000万円になります。
【こんな場合にオススメ】
TSマークの「傷害保険」および「賠償責任保険」の補償内容は以下のとおりです。詳しくは、(公)日本交通管理技術協会のHPや、パンフレット等をご覧ください。また、アノサイクルは認定されたTSマーク取扱店ですので、いつでもお気軽にご相談ください。なお、TSマークを貼り付け(制度に加入)する場合は、点検・整備代金(保険料・1年間分)が必要です。
【TSマーク付帯保険の補償内容】
傷害保険 | 賠償責任保険 |
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○死亡・重度後遺障害(1~4級) (一律)100万円 ※TSマークが添付されている自転車に搭乗中の人が国内で事故によって、事故の日から180日以内に死亡又は重度後遺障害(1~4級)を被った場合に支払われます。 ○入院15日以上 (一律)10万円 ※上記の事故によって、入院加療15日以上の傷害を被った場合に支払われます。 |
○死亡・重度後遺障害(1~7級) (最高限度額)2,000万円 ※TSマークが添付されている自転車に搭乗中の人が第三者に死亡又は重度後遺障害(1~7級)を負わせたことにより、法律上の損害賠償責任を負担した場合に支払われます。 ※対物損害は対象外です。 |
※支払できないときの条件や、詳細の保険内容、注意事項などは店頭でご確認ください。
「TSマーク付帯保険」の支払い対象にならない場合
保険の有効期限は、TSマークに記載されている点検・整備の年月日から1年間です。期限を過ぎる前に、毎年点検・整備を受けて更新しましょう。
「TSマーク」が 添付されている自転車に付帯されていますので、搭乗中は自転車の所有者に限らず、自転車を借りた家族や友人、自転車を譲り受けた人も対象となります。搭乗中とは自転車から降りて、押して歩いている場合も含まれます。また、事故は道路上に限らず、自転車置き場や自転車通行ができる公園内の広場や地下街の通路等を含みます。
TSマークを貼る料金(保険料)は詳しくはアノサイクルまでお問い合わせください。なお、TSマークを貼る前提となる普通自転車の点検・整備をする料金がその添付料金となります。したがって、点検・整備を行わずにTSマークだけを貼ることはできません。
他店で購入された自転車でもTSマークは貼ることができます。
自転車購入時にお手続きのご案内をいたします。必要書類等にご記入いただければ、そのまま当店で手続きをします。その後、自転車の整備・点検が完了後に「TSマーク」を車体に貼り付けます。また、「TSマーク付帯保険加入書」をお渡ししますので、大切に保管をお願いします。また、「TSマーク」は1年間ごとの更新が必要です(更新しなければ、補償も受けられなくなります)。年に1回の点検・整備で、毎日安心して自転車に乗ることができます。